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偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

群青の空を越えて -Gefrorenes Ideal-

感想

群青の空を越えて -Gefrorenes Ideal-

群青の空を越えて -Gefrorenes Ideal-

ゲーム版シナリオライターの早狩武志みずからによる「群青の空を越えて」ノベライズ。

作中では自明のものとして語られ、ほとんど説明がなかった日本東西分裂や開戦の下りが語られています。

この本だけでは流石に状況がかなり掴みづらいことは確かですが、逆に前提条件を判っている「群青の空を越えて」プレイ済みの人には実にお薦め。

若干ながらゲームのグランドルートの後どうなったかも描かれるので、ある意味これが公式の「後日談」となるのでしょう。



……それにしても、こっぱずかしいバカップルを書かせたら相当なものですね、早狩武志は。

デビュー作の「僕と、僕らの夏」がPC版(18禁)よりドリームキャスト版(全年齢)に移植されるに当たり「そういうシーン」をただ削除するのでなく、同じくらいの文章量でひたすらいちゃついているだけのシーンに差し替えた人なだけのことはある。

両方プレイして比べるとドリームキャスト版の方が出来がいいとすら思えたましたし。


僕と、僕らの夏」「群青の空を越えて」「潮風の消える海に」と世のエロゲの本道からは若干外れた変則的なシナリオばかり書いてきている早狩氏ですけど、こういうのを見ているとコテコテの学園萌えゲーなんかを書いても結構やっていけそうな気がします。



しかしこれを書きながら振り返れば「群青〜」が発売されたのは2005年の秋ですか。
ついこの間の様に感じていましたけど、栄枯盛衰の激しい今のエロゲ業界では3年前と言えばもう「過去の作品」だよなぁ。
lightBox2008に収録されるのを機に、新規ユーザーにも広まって欲しいものです。


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