偏読日記@はてな

本を読んだりゲームをしたり、インターネットの話をしたりします。小説も書きます。

冬コミお疲れ様でした&新刊書店委託のお知らせ

冬コミお疲れ様でした!!

冬コミで当サークルのスペースに来ていただいた皆様、まことにありがとうございました。
ほとんどの時間を売り子にスペースを任せて艦これ本を買いに出ていたので俺自身はあまり応対できなくて申し訳なさもあり……
新刊はひとまず予定通りの数がはけまして、余った分は今年の各地の艦これオンリーに持っていこうと考えています。


コミケ開催3日前の12/27から上京し、飲み会にコスプレ撮影にサークル参加と最高に充実した年末でした。
全て書いていくと長くなりすぎるのでイメージ写真をどうぞ。




また今回のコミケは当サークルで初めて新刊で扱ったキャラのコスプレ売り子を立てて臨んでみました。


実際に体験してみて、コス売り子が居たところでなにも変わらないという以前の考えを改めた次第です。これはやってみないと判らないことでしたね。

このあたりは@akoyaさん本人が詳細にレポートを書いてくれているのでこちらがより詳しいかと思います。

コミックマーケット89新刊告知 - 艦これ提督LOVE北上小説「提督と甲標的と、あたし」

イベント概要

コミックマーケット89 2日目(12/30) 東L36a「宇古木亭」
宇古木亭の詳細 | Comike Web Catalog


新刊情報

【C89新刊】提督LOVE北上小説表紙・本文サンプル by 宇古木蒼(2日目東L36a) on pixiv



誌名:「提督と甲標的と、あたし」
ジャンル:艦これ/北上(提督LOVE)
判型:新書版 36P
価格:400円
イラスト:七竈さん

「提督。あの武器だけは載せないでね。頼んだよ……!!」
ある冬の日。北上は俺に、そう告げた。

提督LOVE北上さまメイン、彼女の嫌がる「あの武器」にまつわるちょっぴりシリアス系のお話です。
北上×阿武隈要素もちょっとあり。

しばらく続いた提督LOVE大井シリーズは一休みして、今回はちょっと短めの提督LOVE北上さまメイン本です。
本文サンプルを上記リンク先のpixivにアップしておりますので参照ください。


また今回も書店委託の事前予約受付中です。


既刊

新刊の他、これまでに発行した艦これ本の既刊で残部のあるものを全て持ち込みます。一部は非常に部数が少なくなっているので早めにどうぞ。


誌名:「サマーヴァケイション 鎮守府の夏休み」
ジャンル:艦これ/大井(提督LOVE)
判型:新書版 60P
価格:600円
イラスト:七竈さん
装幀:星崎連維さん

大井と北上が提督とケッコンしてから一年。あくまでもケッコンは単なる能力向上のためと貫く提督のもとでケッコン艦が次第に増えていくなかで、鎮守府設立から2周年の記念行事の企画が立ち上がる。奇策により鎮守府に所属する全ての艦娘で南洋へ慰安旅行へ赴く大井たち。
南洋の開放的な雰囲気の中で夏休みを過ごす中で、艦娘たちと提督の関係に変化が──



誌名:「秋雲の制服について」
ジャンル:艦これ/秋雲
判型:A5版 16P
発行:2015年4月
価格:300円
イラスト:七竈さん
装幀:星崎連維さん
サンプル:pixiv

私は夕雲型? それとも、陽炎型──?
夕雲型たちと共にそれなりに満ち足りた鎮守府生活を送っていた秋雲は、おりしも新しい駆逐艦娘の着任に伴う再編で本当は陽炎型だから、と陽炎たちの元に編入されてしまう。個性豊かな陽炎型の姉たちに翻弄されながら、自分はいったい何型なのか、この制服を着せられているのは何故、と秋雲は頭を悩ませるのだった……


委託既刊


誌名:艦娘のいちばん長い日(決定版)」
著者:糸畑要 他 ("a-park"名義で参加)
ジャンル:艦これ/オールキャラ終戦合同
判型:B5 72P
発行:2014年10月
価格:¥500

「いつまで戦い続けなければならないの?」

「私は気が済むまで戦い続ける!絶対に」

「さようなら提督、お元気で」

秋雲の絶望、吹雪の挟持、大鳳の献身、鳳翔の決心、榛名の祈念、大和の賭博―――。
何もかもを悲しみと絶望に塗り替え、歴史と心に鮮烈な傷跡を刻んだ戦争の終わり。
様々な想いを胸に戦い続けた艦娘達が何の為に沈み、どのように生き、何を思って一番長い日を迎えたか。
とらのあな通販 商品ページより転載)

http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/23/99/040030239968.html

昨年の夏コミで発行された「艦娘のいちばん長い日」に改訂&追加した「決定版」がこちらになります。
俺は”戦後”の長月を描いた短編を寄稿しています。



それでは、今回のコミケでも「宇古木亭」をよろしくお願いします。

冬コミ当選しました

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宇古木亭の詳細 | Comike Web Catalog

コミックマーケット89(2015冬コミ)にも無事に当選することが出来ました。
水曜日(2日目) 東L36a 「宇古木亭」です。

今回もジャンルコード301:艦これ での参加となります。今まで通り、大井×男性提督×北上 の提督LOVE重雷装巡洋艦を題材に小説本を出します。前回のコミケまで続けていた大井主人公のシリーズはいったんお休みして、提督LOVE北上さまメイン本になる予定です。

それにしても、ここしばらく連続当選していたので今回はついに落選するのでは? という恐れとともに迎えた当落発表でしたが無事に今回も受かって良かったです。
今までのコミケ当落履歴を一覧にしてみると、

  • 2008夏×
  • 2008冬○
  • 2009夏○
  • 2009冬×
  • 2010夏○
  • 2010冬×
  • 2011夏○
  • 2011冬×
  • 2012夏○
  • 2012冬○
  • 2013夏×
  • 2013冬○
  • 2014夏○
  • 2014冬○
  • 2015夏○
  • 2015冬○

こんな感じで、2013年冬に艦これジャンルに移動してから連続当選ですよ…… どこまで続くのかこの流れ。

発行する本についてはTwitterpixiv、このBlogで近くなったら詳しく告知しますのでよろしくお願いします。

籘真千歳イズムここにあり - 【θ/シータ】 11番ホームの妖精: 鏡仕掛けの乙女たち

【θ/シータ】 11番ホームの妖精: 鏡仕掛けの乙女たち (ハヤカワ文庫JA)
【θ/シータ】 11番ホームの妖精: 鏡仕掛けの乙女たち (ハヤカワ文庫JA)

東京駅上空2200mに浮かぶホームには、銀の髪と瑠璃色の瞳を持つ少女と白い狼が住んでいる。彼らは忘れ去られた約束を信じて、今日もその場所で待っている。―high Compress Dimension transport(高密度次元圧縮交通)―通称C.D.「鏡色の門」と鋼鉄の線路により、地球の裏側までわずか数時間で結ばれる時代。春の隠やかな午後、東京駅11番ホームに響き渡る突然のエマージェンシーコールが事件の始まりを告げた…。
Amazon掲載の電撃文庫版あらすじより引用)

電撃文庫から2008年に刊行された「θ(シータ)―11番ホームの妖精」に、加筆・修正を加えて2014年にハヤカワJAより復刊されたのが本作。
同著者の「スワロウテイル」シリーズが好きで追いかけていたので、著者のデビュー作であるこちらにも手を出してみました。


「デビュー作にはその作家の全てが詰まっている」なんて言われることがありますが、本作はまさにそれを体現するかのような作品でした。
上記のあらすじを見る限りでは、近未来SF的な要素を盛り込みつつ”東京駅11番ホーム”を訪れる乗客達と主人公の少女のふれあいを描くような作品だと思うじゃないですか。駅と、住み込みの駅員と、駅を通り過ぎるものたちの間でちょっとした事件のおきる一話完結の短編集のような。
それは全く間違っていないんですが、しかし本作の一面しか表していません。

個人の物語からスタートして、いつの間にかそれが物凄い勢いでスケールが拡大していってスムーズに世界全体の物語に繋がってしまうという構成は後に「スワロウテイル」で結実するそれの萌芽を思わせるものがありました。異能者と社会の関係、ロリババア血統主義ベースの「天才」、エキセントリックな科学者のキャラクター造形あたりも通じるものがあります。
外連味を発揮するべきところでは全力を出して最高に格好いい絵面を作ってくるあたりも既にデビュー作から確立した作風。作中で設定した未来技術の延長戦としての異能者の異能バトル展開を書くの上手いんですよね。


3編収録のこの1冊で綺麗にまとまっているので、籘真千歳作品入門としてぴったりかと思いました。
スワロウテイル」とは別にこちら「θ」もシリーズ化しての続刊が予定されているとのことで楽しみでなりませんね。

余談


インドに長期出張してきたので本場のインド飯画像を貼りまくる

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諸事情で9月末から10月の頭にかけて10日間ほど北インドの地方都市へ出張に行っていました。
当然ながら滞在中はずっと現地の食事、すなわち本場のインド日常料理を食べていまして、それをTwitterに逐一アップロードしていました。
思い出を記録に残し、同時にインドの日常食を紹介すると言うことでBlog記事にまとめてみます。

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