「皇国の守護者」台詞スタイル分析
「皇国の守護者」(4)の感想を書いているblogを見て回っていたところ面白い記事を発見。
o セリフ
これはフキダシに入っている。<皇国>の側は縦書きで、<帝国>の側は横書き。
o 状況説明
横書きされて日付、死亡者数などが入る。
o 心情
<皇国>の側は縦書きで、<帝国>の側は横書き。「」がつくと、引用になる。
そういう風に見ると、p166の乱戦中に斜めになったフキダシはどちらが発したか分からなくて面白い。
…数回読み返しているけど全く気が付かなかった。
意識して一巻から読み返してみると1話からこのスタイルが適用されています。
そうしてみると、4巻ラストの降伏手続きの場面で手続きの台詞は横書き(敵国語の<帝国>語で話している)主人公の内面描写は縦書きで書かれていることに初め感じた微妙な違和感にも理由があったと言うことか。
意識してみると他にもいくつか話す言語を変えているのが縦書きと横書きの切り替えによって描写されているシーンがありますね。
わざわざ切り替えを描写するとくどくなってしまう所を上手く処理してるなぁ。